33:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:17:21.58 ID:Hhhi1HzW0
希「今日は楽しくなりそうやね」
多くの不安が混ざり合った内心が、顔に表れていたのかもしれません
希ちゃんは様子を窺うよう、私の顔を覗き込んできました。
花陽「うん……きっとすっごく楽しいよぉ」
無理をしてでも、顔に笑顔という名の仮面を張り付ける。
それがどれだけ愚かな行為だとしても、今は止める訳にはいきません。
希「無理せんでええんよ」
花陽「えっ!?」
希「今日の息抜きを提案したの──誰だと思う?」
花陽「……希ちゃんが考えてくれたの?」
希「ううん、うちやない……穂乃果ちゃん」
花陽「穂乃果ちゃんが、私のために?」
希「うん……ほら、以前練習のやり過ぎで穂乃果ちゃんが倒れたことがあったやん。あのこと、忘れてないんよ」
ラブライブに対する想いが強すぎて、起こってしまった悲劇。
メンバーである私達は、穂乃果ちゃんのことを責めたりしませんでした。
何故なら、あの悲劇は精一杯輝こうとした結果だからです。
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