52:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:34:56.04 ID:Hhhi1HzW0
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絵里ちゃんは私がバッティングセンターで犯した失態について、厳しく叱りました。
一歩間違えれば大怪我をしていたかもしれませんから、絵里ちゃんが怒るのも無理ありません。
私はただ平謝りを続けることしかできませんでした。
絵里「あんなこと二度としないで……約束よ」
花陽「はい……ごめんなさい」
最後の最後に場の雰囲気を悪くしてしまいましたが、穂乃果ちゃんや希ちゃんのおかげでなんとか持ち直すことができ、ある程度は雰囲気を改善して解散することができました。
帰りはいつも通り凛ちゃんと一緒でしたが、どこか会話が弾みません。
凛「……今日は、楽しかったね」
花陽「そうだね」
凛「……ねえ、かよちん」
花陽「どうしたの?」
凛「やっぱり今日のかよちん、変だよ」
並んで歩いていた凛ちゃんが急に立ち止まりました。
花陽「そ、そうかなあ……いつも通りだと思うよお」
凛「ううん、絶対違う。凛が知ってるかよちんは、危ないことを自分から進んでやったりしない」
花陽「あれはちょっと調子が良かったからつい──」
凛「それ、嘘だよね。凛知ってるよ、かよちんがあんなに速い球を打てるはずがないこと」
花陽「そ、それはこの前、たまたま野球をする機会があったから、そこで練習──」
凛「それも嘘。ダメだよ、かよちん……嘘つくとき必ず指合わせる癖あるから、すぐわかっちゃうよ」
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