過去ログ - 花陽「死を視ることができる眼」
1- 20
52:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:34:56.04 ID:Hhhi1HzW0
/15
絵里ちゃんは私がバッティングセンターで犯した失態について、厳しく叱りました。

一歩間違えれば大怪我をしていたかもしれませんから、絵里ちゃんが怒るのも無理ありません。

私はただ平謝りを続けることしかできませんでした。


絵里「あんなこと二度としないで……約束よ」

花陽「はい……ごめんなさい」


最後の最後に場の雰囲気を悪くしてしまいましたが、穂乃果ちゃんや希ちゃんのおかげでなんとか持ち直すことができ、ある程度は雰囲気を改善して解散することができました。

帰りはいつも通り凛ちゃんと一緒でしたが、どこか会話が弾みません。


凛「……今日は、楽しかったね」

花陽「そうだね」

凛「……ねえ、かよちん」

花陽「どうしたの?」


凛「やっぱり今日のかよちん、変だよ」


並んで歩いていた凛ちゃんが急に立ち止まりました。


花陽「そ、そうかなあ……いつも通りだと思うよお」

凛「ううん、絶対違う。凛が知ってるかよちんは、危ないことを自分から進んでやったりしない」

花陽「あれはちょっと調子が良かったからつい──」

凛「それ、嘘だよね。凛知ってるよ、かよちんがあんなに速い球を打てるはずがないこと」

花陽「そ、それはこの前、たまたま野球をする機会があったから、そこで練習──」

凛「それも嘘。ダメだよ、かよちん……嘘つくとき必ず指合わせる癖あるから、すぐわかっちゃうよ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1181.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice