839:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:45:42.65 ID:uCyVtuUqO
そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。
花陽「あの、これは?」
840:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:45:49.69 ID:rB6a27+4O
/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。
多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。
841:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:45:57.22 ID:UaVs+/0bO
/3
危惧されていた事故の後遺症もなく、私はすぐに退院することになりました。
μ'sのみんなも退院を心から祝福してくれて、誕生日でもないのに主役気分です。
842:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:46:07.75 ID:F1+wH7IYO
染みは路地裏に向かうよう、続いていました。
点々としている染みを追いかけていると、その色が段々と濃くなっていきます。
これ以上は良くない、人もいないし視界も悪い。なにより嫌な予感がする。
843:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:46:16.13 ID:pOQngWFVO
/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。
いわゆる、遅刻寸前というやつです。
844:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:46:24.22 ID:plSyKn9CO
弁当箱から取り出したおにぎりを視ていると、我ながら会心の出来だと惚れ惚れします。
最高級の南魚沼産コシヒカリを贅沢に使い、先進の技術を用いて生み出された新型の炊飯器で炊き上げられ少し硬めに調整されたお米は、邪なものを寄せ付けない輝きを放っていました。
色、艶、香り──どれをとっても一級品であることに間違いありません。
845:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:46:31.88 ID:HKTIGD6dO
さっきと同じことができれば、私はこの化物に勝てる。
──この化物を殺し切れる。
846:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:46:38.94 ID:ex7kriYwO
花陽「凛ちゃん危ないっ!!」
気がついたときには無我夢中で走り出していました。
847:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:46:46.55 ID:Th3AZ5f9O
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きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。
多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。
848:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:46:53.65 ID:oRKpZDM2O
そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。
花陽「あの、これは?」
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