8: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:48:57.11 ID:0u119bRi0
楓「そういえば」
しばらく会話と食事を楽しみ、お酒はビールから日本酒に、お肴もおでんとホッケの開きへとバトンタッチしました。
お酒は熱燗。しかも大将一押しの出羽桜の山廃ときた。ではではと口に含むと、独特の薫香が心地良く口に広がります。
おでんは、お店に入った時から店中にお出汁の香りが充満していて、ずっと気になっていた代物。大将が太鼓判を押す大根は芯まで味が染み込んでいて、噛む毎にじわりと出汁の味が出てきます。
P「どうしましたか?」
彼は練り物をつつきながら尋ねます。
楓「昨日の打ち上げでも言われちゃいました。私って、バーみたいなお洒落なところで一人静かーに飲んでそうだ、って」
P「ふむ、そうですか」
「少なくとも週一はこの小汚い店で飲んでるってのになあ」
P「小汚いって…、大将がそれ言いますか?」
「事実は事実だから、仕方ないさ」と大将が言って大笑いします。
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