過去ログ - 高垣楓「プロデューサーさんと、クリスマス」
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22:名無しNIPPER[saga]
2016/12/29(木) 22:05:04.33 ID:aYnMOx2m0
楓「でも、プロデューサーさん。私、今日分かりましたよ……サンタさんはきっと、寂しくはなかったって」

楓「……だって、トナカイさんがいますから」

P「……?」

楓「最初にこの仕事の話が出た時言ったとおり、私、大勢の子供を相手にするのは初めてで、ちょっと緊張してたんですけど……でも、隣のトナカイさんが私以上に緊張してましたから。おかげで緊張がほぐれました」

P「あー……それは、すみません……なんとも頼りないというか、情けないというか……」

楓「ふふっ。いいんですよ。プロデューサーさんがいなければ、私はステージに立つ事も出来ませんから」

楓「……だから、思うんです」

楓「きっと、本物のサンタさんとトナカイさんも、こんな風に助け合って、子どもたちにプレゼントを配るんだなって」

P「……」

楓「サンタさんは、プレゼントを集めて配る役、そしてトナカイさんは、そのサンタさんを運ぶ役……」

楓「全ての子どもたちにプレゼントを配り終わった時の、その達成感、幸福感、充実感……それを分かち合える仲間が居れば、きっとサンタさんはそれだけで十分だったと思うんです」

楓「……だから絶対、サンタさんは寂しくはなかったって、そう思うんです」

P「……はい、きっと、そうですよ」

楓「ええ……あ、すみません。唐突にこんな事を……子供の頃からの疑問が解決したので、つい……」

P「いえ……サンタさんと気持ちを分かち合うのが、トナカイの役目ですから……そうでしょう?」

楓「……ふふっ、そうですね」

P(俺の言葉に、高垣さんはとても嬉しそうな顔をした)


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