過去ログ - 高垣楓「プロデューサーさんと、クリスマス」
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24:名無しNIPPER[saga]
2016/12/29(木) 22:07:26.97 ID:aYnMOx2m0
楓「……雪、止みませんね」

P「ですね。タクシーも通らなくて、電話をかけても、タクシー会社も繋がりにくいですし……繋がっても、迎えに行けるのが約1時間後とか……みんな利用を考えるみたいで……」

P(もう着替えは済ませてあるし、荷物やゴミは明日持って帰ればいいって幼稚園の先生方は言ってくれたけど……さて、どう帰るか)

P(迎えに来る父兄さんの車や幼稚園のバスに乗らせてもらおうかと思ったけど、そうしたら確実に俺と高垣さんがサンタとトナカイだと園児たちにバレて、さっきまでのクリスマス会が台無しになるし……)

P(まいったな……違う現場に向かったスタッフさん達も、ロケが終わるのはまだまだ先だろうし)

楓「……プロデューサーさん。もうこうなったら歩いて帰りましょうか」

P「……そうですね、とりあえずどこか、タクシーを拾えるような場所まで……ああ、そう言えば高垣さんはここから歩いて30分くらいの場所に自宅があるんでしたよね?」

楓「はい、幸い、風は吹いていませんし。歩けないほど強い雪ではありませんから」

P「ですね。それでは高垣さん宅までお送りしますよ……そじゃあ傘を二本借りてきますね」

楓「あっ、大丈夫ですよ。プロデューサーさんが電話している内に、借りておきましたから」

P「……気が利きますね。ありがとうございます。それじゃあ……って、あれ、一本しか……」

楓「だって、プロデューサーさん。朝電話の時言ったじゃないですか。万が一滑ったりして、怪我でもしたら大変だって。もし私が滑った時、近くにいなかったら私を支えられないじゃないですか」

P「まぁ、それもそうですけど……」

楓「それにプロデューサーさんが滑る可能性もありますし、その時、同じ傘に入るくらい近くにいないと、あんぶれえらぁ、です」

P(……? ああ、傘が英語でアンブレラで、アンブレラと危ないをちょっと掛けたのか……)

P「……まぁ、そうですね。わかりました。ご一緒させていただきます」

楓「はい。傘の中にようこそ、プロデューサーさん♪」

P(……寒さも忘れるくらいの、いい笑顔だな……)


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