6: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 22:52:45.79 ID:9k8Q8xe70
思いっきり体を動かして、自分のやれる事をやった満足感が負けた悔しさといったものを上回っていた。
それは自分があくまで助っ人という立場で部に思い入れが無いからなのか、他のチームメイトほど真剣ではなかったのか。
体を動かす事自体が好きであって自分は本当にサッカーを好きなのか。
7: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 23:06:06.86 ID:9k8Q8xe70
晴は違う。必死で、ひたむきで、間違いなくサッカーが大好きで。きっと勝って感涙する事も負けて悔し涙を流すことも出来る。
それが少し、羨ましいと感じた。
いつき「あ、もうこんな時間!そろそろ行くね。」
8: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 23:19:26.24 ID:9k8Q8xe70
今日は初の舞台。プロデューサーが取ってきてくれた、アイドルとしての第一歩。
会場に入り、衣装を手渡される。ライトグリーンの生地が目を引く、動きやすそうな衣装。
自分はアイドルになったんだ、という実感が沸いて来て体が熱くなる。
9: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 23:27:32.10 ID:9k8Q8xe70
それでも不思議と気分が高揚する。
今まで受けたレッスンがフラッシュバックする。
今すぐ踊りだしたい、という感情で満たされてゆく。
10: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 23:37:19.08 ID:9k8Q8xe70
いつき「皆さん始めまして!私の名前は真鍋いつき、真鍋いつきですっ!」
歓声がビリビリと肌に伝わってきてこそばゆい。舞台のライトと客席のペンライトで視界が眩しい。
レッスンで学んだとおりに体が動く。何度も失敗を繰り返した箇所も歌える。緊張とダンスで高鳴る心臓の痛みも心地良い。
11:>>10 ミス[sage saga]
2016/12/29(木) 23:39:08.95 ID:9k8Q8xe70
いつき「皆さん初めまして!私の名前は真鍋いつき、真鍋いつきですっ!」
歓声がビリビリと肌に伝わってきてこそばゆい。舞台のライトと客席のペンライトで視界が眩しい。
レッスンで学んだとおりに体が動く。何度も失敗を繰り返した箇所も歌える。緊張とダンスで高鳴る心臓の痛みも心地良い。
12: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 23:48:27.52 ID:9k8Q8xe70
「ありがとうございました!」
思い切り歌って、踊って。初舞台はあっという間に過ぎ去った。
舞台から去る自分への拍手の感覚が耳からしばらく離れなかった。
13: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 23:54:15.21 ID:9k8Q8xe70
「いいステージだった。お疲れ様。」
プロデューサーに労いの言葉と共にタオルとドリンクを手渡される。
なぜか声が出ない。ステージの感想も、感謝の言葉も伝えられない。
14: ◆S8MjeJa.l6[sage saga]
2016/12/29(木) 23:56:39.44 ID:9k8Q8xe70
以上になります。いつき誕生日おめでとう!
15:名無しNIPPER[sage]
2016/12/30(金) 09:38:16.96 ID:gnLyMfXwo
おっつおっつ
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