141:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 05:44:10.97 ID:eTx1YQYo0
そうして歩く事数十分。Hは一切迷う事も無く、藍子の実家にへと無事に辿り着いた。
目の前にそびえ立つ二階造りの一戸建ての住宅。Hは臆する事無く門を通り抜けて玄関に向けて歩いていく。
そして玄関の前に立つと、家の中に入れて貰う為に横にあったインターフォンを鳴らし、人を呼ぶ……事をしなかった。
「あまり使いたくは無いんだがな……」
そう言いながらポケットに手を入れ、Hはそこからある物を取り出す。それは鍵である。
もちろん、これはHの家の鍵では無い。そんなものでは目の前の扉は開きもしないのだから、当然である。
なら、その鍵は何なのか……実は数週間前に藍子から渡された、彼女の家の合鍵であった。
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