143:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 20:18:55.39 ID:Rbx35M2Y0
住民以外の人間が侵入したのにも関わらず、それを察知して出てくる者は誰一人としていない。
このHが訪れた時間帯は藍子の家族は全員仕事に行っており、出てくる訳が無かった。
そしてそれをHは何度か訪れた事のある経験から、しっかりと把握していた。それ故に、合鍵を使っての侵入を実行したのだ。
そんな中をHは靴を玄関で脱いだ後、悠然と歩いていき、二階にある藍子の部屋に向かう為に、階段を上っていく。
上がってから直ぐの部屋……それが藍子の部屋である。その部屋の扉をHは軽くノックする。
しかし、中からの反応は全くといって無い。少し待ってみても何も返ってはこなかった。
「……そういえば、寝ているんだったな」
それなら反応が無いのも頷ける。Hはそう考えるとドアノブに手を掛け、起こさない様にとそっと扉を開いた。
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