159:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 05:41:45.52 ID:2oDMvc960
「それでもあなたは……止めると言うのですか? プロデューサーさん?」
「……分かった」
そう言うとHはがっくりと項垂れる。これ以上反論しても無意味であるというのを悟った為である。
「俺が、浅はかだった。だから、ごめん……許してくれ、藍子」
打つ手が無くなったHは観念して、項垂れたまま藍子にそう告げた。
「分かってくれたのなら、嬉しいです。これからも、よろしくお願いしますね」
Hの言葉を受けて、藍子から滲み出ていた暗い影は消え、にっこりと笑みを浮かべる。
その笑顔は今度こそ、いつも彼女が浮かべる優しい笑顔であった。
それを見てHはホッと安堵する。これ以上話を続けられたら、Hの精神的にも辛いからだ。
「あっ、そうだ! プロデューサーさん、ちょっといいですか?」
だが、藍子は何かを思いついた様に、笑みを浮かべながらそう声を上げる。
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