過去ログ - 高森藍子「マーキング」
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168:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 11:53:18.59 ID:2oDMvc960
「あっ、待って下さい」


しかし、出て行こうとするHを藍子はそう言って止める。


呼び止められたHは振り向き、まだ何かあるのかと視線を藍子にへと向けた。


「さっきから私のお願いばかり聞いて貰って……これですと、私ばっかり得してて申し訳無いですね」


「い、いや……別に、そんな……」


「だから……今、その手に持ってる物……全部、プロデューサーさんにあげます」


「……は?」


そう言われて、Hは怪訝そうな表情で藍子を見る。


何の冗談かとHは思ったが、藍子の様子を見て、冗談では無くて本気なのだと悟った。




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