過去ログ - GIRLS BE NEXT STEP『ラクダのアイドル』
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76: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:24:44.89 ID:fmrRcvhV0

智香「はーい。ではここでご紹介しちゃいますっ☆ アタシたちの後輩で、期待の新星GIRLS BE(仮)の登場でーす」

 ややまばらな拍手に迎えられ、千鶴とほたるがステージに上がっていく。
 意外に緊張した素振りはないが、千鶴の第一声は……
以下略



77: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:26:05.47 ID:fmrRcvhV0
千鶴「は、はい。みなさん、私たち2人は、GIRLS BE(仮)です。変わったユニット名と思われるかも知れませんが、これには理由があります」

ほたる「私たちは……可愛いアイドルになりたくて、そういうアイドルを目指してきました……それがGIRLS BEという部分です」

千鶴「でも今はまだ(仮)、です。だけど今回、私たち決めました。今日、いい歌と踊りができたら、(仮)を取ろうって」
以下略



78: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:27:47.34 ID:fmrRcvhV0

P「まあまあだったな。大きなミスをせず、やりきれたのは誉めてもいい」

千鶴「ありがとうございます。でも……」

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79: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:29:18.91 ID:fmrRcvhV0
千鶴「あなたが可愛いから、このアクセも可愛いのね。きっと」

裕美「……ほんと?」

ほたる「はい。私も……そう思います」
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80: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:30:16.27 ID:fmrRcvhV0


「裕美ちゃんもアイドルとかいいんじゃない?」
「うん。美人だし」

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81: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:32:05.55 ID:fmrRcvhV0

裕美「私……やっぱりそうかな、って……」

P「いや。目の力が強くても、怖くみられない方法ならあるぞ」

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82: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:33:07.79 ID:fmrRcvhV0
裕美「わあ……私のアクセが……」

 少女は笑った。
 ほんの一瞬。
 自分の作ったアクセが、アイドルという場で輝くのを見たのだ。
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83: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:34:37.57 ID:fmrRcvhV0

 俺はその日のうちに、裕美のご両親に会い、状況を説明した。
 はじめはご両親も驚いていたが、裕美が黙ったまま両親をジッと見つめると、2人とも認めてくれた。

 裕美は一週間後に上京してくることになった。
以下略



84: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:35:18.52 ID:fmrRcvhV0

P「さて、まず裕美には笑顔の特訓だ」

裕美「あ……うん」

以下略



85: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/01/03(火) 00:36:18.07 ID:fmrRcvhV0
裕美「鏡の中の私は、なんか……すごい目で見てくるし……」

千鶴「それはその……見てくるわよね」

 裕美は決して目つきが悪いわけではない。ただ、つよい目の力を持っているだけだ。
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