過去ログ - 「ベル凛の壁」
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35: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 20:56:56.07 ID:ZVvkRN9Y0
少しして、ありすが小走りに“西ベルリン”へと戻ってきた。

ありす「すみません、文香さん。いたずら電話でした」

文香は無反応だ。しかしタイミングよく文香がカップを口元へ運ぶ。
以下略



36: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 20:57:30.68 ID:ZVvkRN9Y0
しかし――
そこにあったのは、ありすの顔面にメロンソーダを勢いよく吹き出す文香の姿だった。

文香「けほ!けほ!……なんでこんなにしゅわしゅわ……ってありすちゃん!」

以下略



37: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 20:58:03.63 ID:ZVvkRN9Y0
文香「ああ、ごめんなさいありすちゃん!」

文香はハンカチでありすの顔を拭う

ありす「い、いえ大丈夫です。それより文香さんの方は」
以下略



38: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 20:58:43.55 ID:ZVvkRN9Y0
ありす「まさか、文香さんを狙った犯行!?もしかして先ほどのいたずら電話も関連しても!?」

鋭い

文香「ありすちゃん?」
以下略



39: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 20:59:15.39 ID:ZVvkRN9Y0
まずい。私のグラスにはまだまだメロンソーダが残っている。証拠隠滅をはかって飲み干すには量が多すぎる。

ありす「文香さんはここで待っててください。すぐに戻ってきますから!犯人と共に!」

私は万事休すかと思った
以下略



40: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 20:59:47.67 ID:ZVvkRN9Y0
ありす「あ!いま入口の方に走っていく怪しい人物が!」

入口に目を遣ると確かに走って出ていく人影がある。



41: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 21:00:22.93 ID:ZVvkRN9Y0
ありす「追いかけます!」

ありすはその人影を追いかけていった。

助かった。これで一安心かな。そう安堵した矢先――
以下略



42: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 21:00:58.53 ID:ZVvkRN9Y0
美波「大切な人を泣かせる人が、本当に強いお姫様?……それは、断じて否よ!すいません、このパーテーションお借りします!今から店にバリケードを構築するわ!プロデューサーと徹底抗戦するんだから!」

凛「え、美波?」



43: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 21:01:30.44 ID:ZVvkRN9Y0
美波によって“東西ベルリン”をわけるパーテーションが取り払われる。

ベルリンの壁の崩壊だ。



44: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/03(火) 21:02:08.45 ID:ZVvkRN9Y0
凛「ちょっと美波、何をやろうとしてるの!?」

私の肩に手が置かれる。私は振り返る。

文香「凛さん、少しよろしいですか?」
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