過去ログ - 撫子「ふとした時に、気づくこと」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/04(水) 23:59:40.39 ID:GmU+Uba/0
もぞもぞ
撫子「……ん」
私はベッドの右端に寄り、左側に空きを作った。
櫻子「おじゃましまーす……」
櫻子は小声でそう言うと、私が空けたスペースに寝っ転がり、同じ掛け布団の中へと体を潜らせていった。
櫻子「へへ……あったかい……」
既に私の体温で温まった布団の感触に、櫻子は満足しているようだった。
そして、当の私はというと……あんな会話を交わした後ということもあって、目を合わせるのも気恥ずかしいという有り様だった。
撫子「……なんでいきなり一緒に寝ようだなんて思ったの?」
櫻子のいる向きとは反対方向を向いたまま、私は聞いた。
櫻子「あー……ほら、さっき、ねーちゃんが見つけたアルバム。あれ見ててさ、昔はこうして二人で寝てたよなーって思い出して……」
櫻子「たまには、こうやって一緒に寝るのもいいかなーって……///」
少し照れ気味なのか、たどたどしく紡がれる櫻子の言葉が、私の心にずきり、ずきりと刺さる。
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