過去ログ - 撫子「ふとした時に、気づくこと」
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18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/05(木) 00:01:57.98 ID:GoTmYfNv0
櫻子「……ん…………ぅ……」
どきどき、どきどき。
今なら、バレない……かな。
私はそっと、櫻子の頭の後ろに手を回す。そして、彼女が起きてしまわないよう、さらさらとした髪の毛をゆっくりと撫でてやった。
撫子「…………」
ああ……思い出した。
昔、眠れない櫻子のために、こうやって頭をなでなでしていたっけ。
櫻子「んぅ〜………」
撫子(おっと……)ぱっ
櫻子の唸り声に驚き、私は慌てて手を離す。
もぞもぞと体を動かしたものの、起きることはなかった。
櫻子「すう…………すう…………」
静寂な部屋の中に、一定の間隔で繰り返される呼吸音が再び響き渡る。
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