過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 17
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556: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2017/02/28(火) 00:00:19.13 ID:GDaEo2Kx0

杏子「でさ……まあ、もちろん今話した件がキッチリ片付いてからの話なんだけど」

杏子「もし今の職場がイヤで転職したいとかいう考えがあるなら、ここで一緒に働けないかなって」

キリカ「えっ? いや、でも……」

杏子「多分マミに頼めばなんとかなると思うんだよ。あいつだって一人じゃきついだろうし」

杏子「配膳係も意外と何とかなるもんだぞ? あたしでも出来るくらいだしな」

キリカ「バイトとかは雇えないの?」

杏子「いやまあ、そうだな……配膳だけならそうかもしれない」

杏子「けど材料の仕入れとか、あとは裏方のほうの難しい仕事が出来る人がいたらマミも助かるかもしれないしさ!」

キリカ「……気持ちは嬉しいけど私はいいよ」

キリカ「まだ入社してからも短いし、今の会社も何十回も失敗してやっと決まったとこなんだ」

キリカ「忙しいし大変だけど、全部が苦しいだけなわけじゃないから」

杏子「……そっか」

キリカ「……大変そうだけど、頑張ってね。まずは悪い奴叩きのめさないと」

杏子「そうだ、一応聞くけど、再開発や行政に詳しい知り合いはいるか?」

キリカ「いや……私はちょっとそういうのはわからないな」

杏子「だろうな。……あんまり遅くなるのも明日に響くよな。気をつけて帰ってくれ」

キリカ「うん。じゃあまたね」


 ……階段の途中でキリカが何かを思い出したように振り返った。


キリカ「あっ、今度の休みって無理そう?」

杏子「日曜が休みって言ってたな」

キリカ「わかった! じゃあまた日曜日ね」


 ……すいた店内を通っていく。


マミ「あら、帰るところ? またおいでね」

キリカ「あ、うん! また」


 来たときと同じように、カランと扉が音を鳴らした。

 ――初日の一日ももうそろそろ終わろうとしている。



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