過去ログ - 終わらない物語が嫌いな僕と余命が短い女の子の話
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40: ◆eZMycVsOYY[saga]
2017/01/08(日) 13:16:41.47 ID:O1Z9DSgO0
彼女が我が家にやってくる前日には、僕も父も大慌てで準備した。僕は大学の宿題があったし、父も仕事で忙しかった。だからすっかり忘れていたのだ。そうしてリビングを片っ端から片付けて、便器の掃除をして、食べ物はどんなものが良いかなどをネットで検索しながら買い出しに行き、なんとか、彼女を迎えられる状態になった。
 彼女を迎えに行くために病院へ向かった。ドアを開けると可愛らしい服を着た彼女と母がいた
 彼女は少し恥ずかしそうな様子だったが、僕と目が合うと、「よろしくお願いします」と言った。
「せっかくだから、街にでも言ってきたら?お小遣いあげるし、女の子なんだからウィンドウショッピングでも楽しいと思うよ」
 僕は彼女の方を見て、「芽衣が行きたいなら」と伝えた。
 芽衣は目を輝かせて「行きたいです!」と言った。


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