過去ログ - 終わらない物語が嫌いな僕と余命が短い女の子の話
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◆eZMycVsOYY
[saga ]
2017/01/09(月) 15:29:30.88 ID:yOhGu/Zb0
「・・・優しいんですね」そういって彼女は先ほどよりも強く僕を抱きしめた。僕はただ、彼女が涙をこらえるような、鼻をすするような音を聞くしか出来なかった。
どれくらい時間が経ったのかはわからない。数分かもしれないし、十分以上経っているのかもしれない。
それから彼女は「ごめんなさい・・・それから、おやすみなさい」と言って部屋を出て行った。彼女が僕を見ることは、なかった。
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