過去ログ - 粟田殿「さぁ行きますよ天皇様」花山天皇「はいはい」
1- 20
5:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:25:00.67 ID:yPMvGw610
花山「結び直させてくれよ〜急がば回れって言うだろ〜せっかちなのは良くないぞ粟田殿」ズルズル

粟田「駄々こねるのやめてください。何度も言いますが時間がないのです」

粟田「三種の神器は既に春宮様に渡ってしまいました。今更天皇様が出家をやめ、天皇の座に座り続けるなど不可能なのです」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:30:58.56 ID:yPMvGw610
花山「あっ、そうだ」

粟田「今度はどうしましたか」

花山「いや、今思い出したんだがな。私が常日頃持ち歩いていた妻の手紙を忘れてきてしまった」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:37:59.87 ID:yPMvGw610
花山「…これだ。ああ私はなぜこんな大切なものを忘れてしまっていたのだろう」

花山「すまない氏子。我が身一人で入道してしまう私を許してくれ…」

花山「…ほぉ、こんなものもあったな。懐かしい」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:40:25.58 ID:yPMvGw610
粟田「天皇様!!!」

花山「ビクッ、な、なんだ、粟田殿じゃないか」

粟田「一向に戻ってこないと思ったら何やってんですか」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:45:14.02 ID:yPMvGw610
花山「確かに私にも非はあったかもしれないが」

花山「綱でふんじばって手押し車に乗せるのはさすがにやり過ぎなんじゃないか?」

花山「一応元天皇なんですけど」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:49:14.61 ID:yPMvGw610
粟田「元はと言えば天皇様が僕に愚痴ってきたことが始まりなんですからね」

粟田「自分が天皇だと色々陰口とか叩かれて辛い、天皇も何もかも捨てて自由になりたいって」

粟田「僕はそんなあなたに同情し、出家を勧めてさしあげたわけです。一人は怖いって言うもんだから、僕も一緒に出家してあげることになったんです」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:52:46.95 ID:yPMvGw610
ー花山寺ー

粟田「さ、つきましたよ」

花山「はぁーわかったよ覚悟決めればいいんだろやってやるよチクショー出家してやるよ見てろ」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 22:56:15.78 ID:yPMvGw610
坊「終わりましたぁ」

花山「チクショー遂にやっちまったよ正直こんなことになるとは思ってなかったよチクショー」

粟田「いやはや、ご立派でしたよ天皇様」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 23:01:07.98 ID:yPMvGw610
粟田「はぁ…今度は何ですか?」

花山「いやいや今度は何ですかじゃないよ君。なぜそので『やれやれ』みたいな感じを出せるんだ」

粟田「天皇様はもう出家した身。しかし僕は未だ俗世間の人間。僕が天皇様に触れられる烏滸がましいことです。手を離してください」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 23:07:36.79 ID:yPMvGw610
花山「いーや離さない!離さないよ私は!私を嵌めたというのなら貴様も道連れだ!」

粟田「そんなことをしても何の解決にもなりませんよ。アンタがこのボロ寺で生涯を終えるハメになるのはもう決定した未来なんですから」

花山「むきーー!!どうせそうなるならお前も道連れにしてやった方が気が休まる!」
以下略



19Res/10.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice