過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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115: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/01/23(月) 21:19:00.27 ID:Izon/R1/0
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〜一か月後〜
花陽と千歌は木刀で打ち合っていた
誰もいない公園には木材のぶつかり合う音が響く
全力で斬り付ける千歌を花陽は最小限の動きで回避する
千歌は数少ない隙を見つけ、攻撃を繰り出す
千歌「――…はああ!!」シュッ!
花陽「甘いです!!」ドゴッ!
千歌「ぐへぇ!」ドサーッ
渾身の一撃も見切られる
すれ違いざまに背中を叩かれ、体勢を崩した千歌はお腹から地面に滑り込んだ
花陽「動きが遅すぎます。そんなヘロヘロな剣じゃ私に届きません!」
千歌「そんな事言ったって20km走って、階段ダッシュ10往復×20して、さらに筋トレもこなした後だよ!? ヘロヘロにだってなるよ」プンプン
花陽「あ…ご、ごめんなさい。前より距離と回数を増やせば疲れるに決まっているよね…配慮が足りませんでした」シュン…
千歌「…全く、そこは謝るんじゃなくて檄を飛ばすところですよ? 『何甘えた事を言ってるんだ! しっかりやれ!』って感じに」
花陽「え…でも千歌ちゃんにはお願いして付き合ってもらっているわけだし、そんな上から目線で言えないよぉ」アセアセ
千歌「ふふふ…小泉さんらしいや。確かに、前はお願いされて参加しましたけど今は違います」
花陽「?」
千歌「――…改めてお願いします。私も一緒にトレーニングにお付き合いさせてください!! ……花陽さん!!」
花陽「っ! うん…こちらこそよろしくお願いね、千歌ちゃん!」ニコッ
千歌「じゃあ、もう一勝負お願いします」カチャ
花陽「うん、いつでもかかっておいで!」カチャ
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