過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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116: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/01/23(月) 21:20:46.73 ID:Izon/R1/0



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千歌「ぐはぁぁ、全く勝てない。木刀じゃなくて本物の刀だったら何回斬り殺されてるんだろう…」バタリ

花陽「そりゃ、私の方が海未ちゃんにみっちり稽古をつけてもらったからね。そう簡単には負けないよ」

千歌「これで一番弱いって言ってるんだもん…このままじゃ千歌はただの足手まといじゃん」ハァ

花陽「そんな事は無いと思うよ? 今は体力が極端に減ってる状態で動いているわけだから、万全の状態なら間違いなく十分戦えるハズ」

千歌「そうかなぁ…同じメニューをやってる花陽さんはピンピンしてるのになぁ」

花陽「スタミナは徐々に付けていくとして、剣の腕はもう私に匹敵するんじゃないか?」

千歌「本当ですか!?」パァ

花陽「教えた事は全部覚えているみたいだし、ヘロヘロな状態でも私の剣をしっかり捌けてる。私なんかよりよっぽど才能があるよ」

千歌「えへへ、ありがとうございます! 花陽師匠の教え方が上手だから上達も早かったんですよ」

花陽「うふふ、ありがとう。じゃあ、そろそろ終わりにしようか?」

千歌「はい。今日もありがとうございました」ペコリ

花陽「うん。気を付けて帰ってねー」フリフリ





〜〜〜〜〜〜




千歌「あ…明日は希さんと出掛ける予定があるんだった。花陽さんに戻って伝えないと」

千歌「花陽さん、まだ神社にいるかな? ………お、良かったまだ居る。花陽さ――」



花陽「――…凛ちゃん、海未ちゃん、私が師匠って呼ばれちゃった。びっくりだよね」

千歌(花陽さん? 誰と話して…)サッ


花陽「初めは不安だった…そこそこ辛いメニューだったから、付き合ってもらってる千歌ちゃんにはいつ辞められてもおかしくなかったからね」

千歌(ああ、辛いメニューだって自覚はあったんだね)


花陽「それでも毎回付き合ってくれて…今では一緒にやらせてくださいって逆にお願いされちゃった。もう嬉しくて泣きそうだったよ…」

千歌(………)


花陽「でも…やっぱり二人にも一緒にいて欲しかった! どうして……どうして死んじゃったの!?」ポロポロ

千歌(やっぱり……あの二人はもう亡くなっていた)


花陽「う…うぅ……凛ちゃん……ヒック …海未ちゃん……寂しいよぉ…」ポロポロ




千歌(……凛さんと海未さんが羨ましいな。こんなに悲しんでくれる友達がいるなんて。私には…もういないよ……)




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