過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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206: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/03/11(土) 23:12:26.89 ID:kGbjMq9G0

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海未「――…はぁ、はぁ…はぁ……くっ」ドロッ

星人「やってくれたな…俺にここまで再生を繰り返させた生き物は貴様らが初めてだ」グシュッグジュグジュ

ことり「う、海未ちゃん…」ジワッ


海未は星人のすぐ近くで片膝立ちをしながら息を切らしている
持っていた刀は手の届かない場所に突き刺さっており、スーツもおしゃかになっていた
残った武器はホルスターに収めたXガンだけだが、この距離では発砲前に防がれてしまう

ことりのスーツも壊れ、持っていた武器と両足を星人により粉砕されてしまい戦闘続行は不可能だ


海未「…ふふ、私達の攻撃も全く無駄だったわけではないようですね。明らかに再生スピードが落ちていますよ?」

星人「…あぁ?」イラッ

海未「勝ち目は無いと思っていましたが、案外そうでも無い様で……」



――ボキッ!!



海未の左腕をまるで小枝を折るかのようにへし折った
激痛に顔を歪ませるも、声は出さなかった



海未「っっっ!!? ……何か、しましたか?」フフッ

星人「いちいち癇に障る女だな…貴様は簡単には殺さんぞ。死よりも恐ろしい痛みを味わせてやる」ピキピキ

星人「そうだなぁ…まずはあの女でデモンストレーションといこうか。俺を何度もバラバラにしやがったお前でな!!」ギロッ

ことり「っ!!」ガタガタッ

星人「命乞いでもしたら少しは楽に殺してやるが、どうする?」ニヤッ

ことり「……」ギロッ

星人「…恐怖で声も出ないか」



星人はことりのもとへ歩み寄る
目にいっぱいの涙を浮かべながらも、決して取り乱す事は無く
星人をにらみ続ける


海未(ことり…強くなりましたね。高校時代のあなたなら、恐怖でただただ泣き叫んでいたでしょう。でも今は自らの役割をしっかりと理解し、そして果たそうとしています)

ことり(星人は完全に頭に血が上ってる。私達の役目は撃破では無くて時間稼ぎ。私達を殺すのに沢山時間をかけてくれるなら好都合なんだよ)

ことり(痛いのはもう慣れてる…後はあっさり死なないように出来るだけ耐えるだけ。大丈夫、私なら大丈夫……)ガタガタ

海未(……ですがね――)カチャ!



――ギョーン!ギョーン!ギョーン!



海未はXガンを連射した
発砲に気付いた星人は慌てて振り向く

しかし、その銃口は星人に向けられてはいなかった……



ことり「う、海未……ちゃん? なん…で―――」



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