過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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216: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/03/17(金) 22:13:32.26 ID:EQqs2kyQ0
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――ヒタッ…ヒタッ…ヒタッ
にこ「――…来たわね」
にこ達の前にはすっかり変わり果てた星人の姿があった
右手には希を殺めた両手剣が再び握られている
辛うじて人の原型は留めているが、腕や足の皮膚や肉の一部が所々消滅して骨がむき出しになっており、その眼は血走っていた
星人がここに現れたという事は海未達がどうなったかは明白だった
星人「ふぅーふぅー…ああ、イライラするなあ!! どいつもこいつも雑魚の癖に無駄に抵抗しやがってえええ!! 今度はお前らか!!!!」ブチッ!
真姫「完全にキレてるわね。これなら戦いやすいんじゃない?」
にこ「ことりと海未が十分過ぎる程時間を稼いでくれたおかげで、千歌も配置についているハズよ。後は奴の攻撃をかわして、動きを抑えれば…私達の勝ちよ」
真姫「分かってるわ。やるわよ、にこちゃん!!」
星人「殺す……ぶっ殺してやる!!!!」ゴオオオ!!
にこ、真姫は星人へ一直線に駆け出す
二人に迷いは無かった
怒りに任せた薙ぎ払いを紙一重で回避
にこはそのまま星人の背後へ回って羽交い絞め、真姫は足元へ飛びつき拘束する
星人「このっ!! 放せ!! 放せええええええ!!!!!!」
にこ「誰が放すもんですか!! このまま一緒に死んでもらう!!」キュイィィィン!!
真姫「ここで…ここで終わらせる!!」グググ
星人「――…もう、いい加減にしやがれええええええ!!!!!!」バチッ!
――バチバチバチバチ!!!!!
星人は体中から大出力の電撃が放出させる
その威力は電気を発生させている星人の自らの体をも傷つける程である
スーツの機能によって辛うじて耐えられる痛みとなっているが、長くは持たないのは明らかだった
にこ「ぎぎぎぎいいいぃぃぃぃいいぃぃ!!!!!?」ビリビリビ!!!
真姫「ぎゃあああああ!!! ぐぐぐぐぐううぅぅぅ!!!!」ビリビリビ!!!
星人「グオおおおおぉぉぉぉ!!」ビリビリビ!!!
にこ「何を…何をしてるの!!! 早く撃って!!!……千歌あああああ!!!!」
にこ達が電撃を浴び始めたとほぼ同じタイミングで、身を隠していた千歌は射程圏内まで接近していた
Zガンを構え、後は引き金を引き――
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