過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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41: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/01/10(火) 23:04:49.66 ID:HIEwiSYd0
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〜さらに三年前 新宿〜
花陽「――…あ…腕が……腕がああああぁぁぁぁ!!!!」
凛「かよちん落ち着いて!! すぐ止めるから!」
星人「おいおい、たかだか腕を斬っただけじゃねぇか。いちいち騒ぐなよ?」ヤレヤレ
にこ「このっ!」ギロッ
星人「そもそも嬢ちゃん、慣れない刃物を使うもんじゃ無いよ。それは素人が触っていい代物じゃ無い」
花陽「ハァ……ぐうぅぅ…痛い……」ズキッズキッ
星人「きちんと剣術でも教わっていたら…もう少し楽しめたんだがなぁ」
凛「に…にこちゃん、ヤバイよ! 何か作戦とか無いの!?」
にこ「そうね…一つだけ残っているわ」
凛「!? 早くそれをやろう!! 凛はどうすればいい?」
にこ「――…穂乃果か海未が呼べればベストだけど、誰でもいいから遠距離で戦えるメンバーを連れて来なさい」
凛「……は?」
にこ「こいつは私が相手をするから花陽を連れて助けを呼びに行けって言ってるの。バカなあんたでも分かる簡単な作戦でしょ?」
凛「あんな化け物一人で相手出来ると本気で思ってるの!?」
にこ「当然よ。勝つのは無理でも、“負けない戦い”なら出来るわ」
凛「でも……」
にこ「いい? このまま戦っても三人とも死ぬだけよ。でも一番動ける凛がすぐに助けを呼べれば逆に全員助かる」
凛「………」
にこ「分かったらさっさと行きなさい!! あいつの親切にいつまでも待っててくれないわよ!!!!」
凛「……うん、すぐに呼んでくるから……待ってて!!」ダッ!
にこ「……待たせたわね?」
星人「気にするな。ただ……あんなのが遺言で本当に良かったのか?」
にこ「遺言? 面白い冗談を言えるのね」フンッ
星人「その度胸だけは認めてやる。嬢ちゃん、名前は?」ニヤ
にこ「――…“矢澤 にこ”よ、よーく覚えておきなさい!!!」ダッ
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