過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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85: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/01/16(月) 23:18:50.04 ID:EqYgsrbl0
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凛「――…ヤバイヤバイヤバイ!!」
凛は止むことの無いXガンによる狙撃を避け続けていた
この屋上には遮蔽物が全く無い
鞠莉に近づけば誤射を恐れて狙撃は止む事は予想できる
しかし鞠莉も狙撃手もそんな事は分かり切っている
鞠莉は常に一定の距離を取りながらXガンを構えてけん制している
射程圏内に入れば数発の被弾は免れない
最初の狙撃で何発被弾したか分からない以上、一発たりとも当たるわけにはいかなかった
鞠莉「頑張れ〜。動き続けなきゃ当たっちゃうよ!」ニヤニヤ
凛「このっ! 真姫ちゃんだったら動いていても当てちゃうのに、そっちの相方は
へたっぴだね!!」ハァハァ
鞠莉「煽ってるつもり? 当たればベストだけど、あなたの体力が削ることが目的だから問題ないわ〜♪」
凛「ぐぅぅ…」ハァハァ
鞠莉「まあ、その真姫ちゃんって子が援護してくれるはずだったんでしょ? それが無いって事は……」ニタァ
凛「………っ!?」キュウゥゥゥゥン
凛のスーツが壊れた
逃げる事をやめた凛はその場に立ち尽くす
狙撃は少し前から止んでいた
鞠莉「あは♪ 遂に壊れたわね! これでチェックメイトよ!!」ダッ!
勝機とみた鞠莉はトドメを刺すべく距離を詰める
――そんな状況で凛は笑みを浮かべていた
凛「――チェックメイトか…それって自分の事を言ってるのかにゃ?」ニヤァ
鞠莉「……は?」キュウゥゥゥゥン
今度は鞠莉のスーツが壊れた
自身に何が起こっているのか理解出来なかった
凛はその隙を見逃さない
すぐさま距離を詰め、Xガンを弾き飛ばす
ギョッとした鞠莉に対し凛は自分の頭を彼女の腕の下に入れ、正面から相手の腕を抱え込むように腰に手を回し、そのまま後ろに投げつけた
鞠莉「なっ!!? スーツのアシスト無しで!?」
凛「あなたとは鍛え方が違うんだにゃああああぁぁぁ!!!」グオンッ!
――ドゴッ!!!
「ノーザンライト・スープレックス」と呼ばれるこの技が見事決まり
鞠莉の意識を刈り取った
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