過去ログ - まゆ「破ってはいけない3つの約束事について」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 15:07:11.99 ID:WrtrwmvI0
「……俺はお前の察するとおり、ドッペルゲンガーだ」
やっぱり、とまゆは思いました。
この男は昨日の夜にプロデューサーさんを殺してしまって、それで、あのミサンガを自分の腕に巻いたのです。
以下略
48
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 15:37:19.22 ID:WrtrwmvI0
泣きつかれたまゆは、男の部屋でひとり、膝を抱えて蹲りました。
ドッペルゲンガーは、そのすこし向こうで、顔を俯かせて、ときどきこちらを見ていました。
以下略
49
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 15:43:40.60 ID:WrtrwmvI0
まゆは怒っていました。どうにもならない怒りで胸が一杯でした。
大好きな人を奪われて、消えてしまいそうなくらい、心を病んでいました。
以下略
50
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 15:57:11.75 ID:WrtrwmvI0
その日の夜、まゆは、夢でプロデューサーさんに会いました。
まゆは何も言わないでその手を握って、それから、一回だけキスをしました。
以下略
51
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 16:04:05.89 ID:WrtrwmvI0
目を覚ました時、そこは男の部屋でした。
白い布団から体を起こすと、そこから少し離れた場所で、男はちいさく丸まって寝ていました。
以下略
52
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 16:12:50.13 ID:WrtrwmvI0
帰ってから、女子寮の管理人さんからはこっぴどく怒られました。
アイドルなんだからもっと自己管理は厳しくしないとダメだとか、
寮食も無駄になってしまうんだから気を付けなさいだとか、
以下略
53
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 16:13:55.23 ID:WrtrwmvI0
しばらくして「ごめんなさい」としおらしく頭をさげると、
さっきまで顰め面をしていた寮母さんは「プロデューサーの家にでもいっていたの?」と嬉しそうに聞いてきました。
否定する気もなかったので、こくりと頷くと、
以下略
54
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 17:05:26.79 ID:WrtrwmvI0
一時間後、仕事の打ち合わせで、再びまゆ達は顔を合わせていました。
「起きたら部屋にいなかったからびっくりしたよ」
以下略
55
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 22:18:58.36 ID:WrtrwmvI0
しばらくの間、沈黙が流れたあと、男はなにかを語り始めました。
「まゆ、くだらない戯言かもしれないが聞いてくれないか」
以下略
56
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/01/09(月) 22:22:44.93 ID:WrtrwmvI0
「どういう意味ですか」とまゆは男に尋ねました。
「つまりだ。俺がドッペルゲンガーだという確証はあるにもかかわらず、前の“プロデューサー”が本物であるという証拠はどこにもないってことさ」
以下略
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