過去ログ - 安部菜々「二兎物語」
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31: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:35:40.03 ID:vBgwTiTm0
文香「……私に考えがあります」

卯月「考え?」


以下略



32: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:36:19.80 ID:vBgwTiTm0
卯月「二都物語?どういう意味ですか?」

文香「今日私が卯月ちゃんに渡した本です。まだ読んでないんですか?」

咎めるような視線で文香ちゃんは私を見る
以下略



33: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:41:23.80 ID:vBgwTiTm0
卯月「そ、それでどんな話なんですか?」

文香「フランス革命の時代。ルーシーという女性と彼女を愛する2人の男性、チャールズとカートンがいました。実はその2人の男性、外見がそっくりだったんです」

卯月「外見がそっくりな2人の男性に1人の女性。」
以下略



34: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:42:09.83 ID:vBgwTiTm0
文香「しかしチャールズを救ったのはカートンでした。彼は愛していたルーシーのためにチャールズに変装して彼を救い出したのです」

卯月「なるほど、つまり文香ちゃんの作戦って……」

文香「卯月ちゃんが安部さんに変装してステージに立つんです」
以下略



35: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:42:58.64 ID:vBgwTiTm0
卯月「いやいや無理ですよ!絶対ばれますって!」

文香「でもファンをがっかりさせないためにはこれしか方法がありませんよ。それに安部さんだっていつもバレバレな嘘をついているではありませんか」

後半はともかく、前半は否定のしようがない
以下略



36: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:43:44.25 ID:vBgwTiTm0
卯月「でももしばれたら……」

文香「大丈夫です。絶対にばれません」

文香ちゃんは断言をする。どうしてそう言い切れるのだろう
以下略



37: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:44:35.90 ID:vBgwTiTm0
文香「『今からやろうとしている事は、今までの人生の中の何よりも意味のあることだから』」


……それは、私が菜々ちゃんに言った言葉だ

以下略



38: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:45:09.16 ID:vBgwTiTm0
文香「意味はありません、でも卯月ちゃんが言ったその言葉、実は過去に同じことを言った人がいるんです。そしてその人は使命を果たすことができました。だから卯月ちゃんも大丈夫です。」


卯月「それは、いったい誰なんですか?」



39: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:45:42.60 ID:vBgwTiTm0


文香「二都物語のカートンです」


以下略



40: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:46:28.77 ID:vBgwTiTm0


トークショー当日
ステージが始まる10分前。

以下略



41: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:49:48.87 ID:vBgwTiTm0
杏「それにしても卯月ちゃん、無茶するよね」

卯月「うぅ……やっぱり無茶だと思いますか?」

杏「思う」
以下略



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