過去ログ - 安部菜々「二兎物語」
1- 20
51: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:02:15.37 ID:vBgwTiTm0
司会「あの〜菜々ちゃん?ちょっと聞きたいんだけど」

卯月「どうしました?司会者さん、きゃは?」

司会「今日の菜々ちゃんさ、なんか大きく見えるんだけど気のせいかな?」
以下略



52: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:02:55.76 ID:vBgwTiTm0
体格の違い。

確かに私と菜々ちゃんは身長にして13cmもの差がある。この差は変装をするうえでネックになってくる問題だ。

だがその質問はちゃんと対策済みだ
以下略



53: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:03:29.29 ID:vBgwTiTm0
卯月「みなさ〜ん!今日はスペシャルなゲストに来てもらっていま〜す!どうぞ!」


きらり「にょわ〜!諸星きらりだよ〜!今日は菜々ちゃんのトークショーに呼んでくれてありがとうだにぃ!」



54: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:04:39.39 ID:vBgwTiTm0
『うわ〜諸星きらりちゃんだ!初めて生で見たけど、本当に大きいんだね!」


『最初は菜々ちゃんが大きくなったかと思ったけど、やっぱ菜々ちゃんは小さいね。きっと貫禄が原因かな』

以下略



55: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:06:33.74 ID:vBgwTiTm0
……

杏「卯月ちゃん、人は物事の大小を何かと比べることでしか判断できない生き物なんだよ。」

文香「そして過去の記憶よりも頼りにならない比較対象は存在しないのです」
以下略



56: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:11:36.18 ID:vBgwTiTm0
卯月「……」

きらりちゃんは身長にコンプレックスを抱えていたはずだ。
それなのにきらりちゃんの身長をこんなことに利用していいのだろうか。
私は自分がひどく醜い生き物であるように思えた。
以下略



57: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:13:34.65 ID:vBgwTiTm0
きらり「卯月ちゃん。きらりはね、頼ってもらえてとってもうれしいんだよ。」

卯月「嬉しい?」

どういうことだろう?
以下略



58: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:14:23.70 ID:vBgwTiTm0
きらり「『誰のためであれ、人生の重荷を軽くしてあげる人であれば、その人は無用の人ではない』」

初めて聞く言葉だ

卯月「それは、誰の言葉ですか?」
以下略



59: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:17:51.27 ID:vBgwTiTm0
きらり「杏ちゃんの言葉だよ。きらりが身長の事で悩んでいた時、杏ちゃんはいつもこういってくれたんだ。」

杏ちゃんが……私は杏ちゃんがきらりちゃんにその言葉を語りかける姿を思い浮かべる。

きらり「その言葉に、きらりはいっつも元気を貰えるの」
以下略



60: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 21:18:41.81 ID:vBgwTiTm0
……
杏ちゃんときらりちゃんの絆は最強だ。

そしてその2人が私を支えてくれている。

以下略



112Res/40.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice