過去ログ - 安部菜々「二兎物語」
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6: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:04:33.74 ID:vBgwTiTm0
文香「ありすちゃんは安部さんの大ファンで、メルヘンデビューも踊れるほどなんですよ。それにいつもこの番組を見ているんです。そして今日の安部さんは10段階評価でいくつだったか、番組が終わるたびに私に点数を教えてくれます」

卯月「ひょ、評価!?点数!?」

私は素っ頓狂な声を上げる。まるで評論家だ。ありすちゃんは菜々ちゃんの大ファンじゃなかったのか……

ありす「そうです。ファンだからこそアイドルの成長のために鬼にならなければなりません。菜々さんのファンは自分と、そして菜々さんを鍛えるのが使命ですから。」

横目で菜々ちゃんを見る。
水面付近の金魚のように口をパクパクしていた。

菜々「……は!いけない!意識が遠のいていた!で、でもありすちゃんは優しいですから、きっといつも高得点をつけてくれているはずですよね。菜々だけに7点とか!なんちゃって」

菜々ちゃんはなんとか持ち直そうとする。



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