過去ログ - モバP「サンタさんといちゃこらいちゃこら」
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 21:57:34.74 ID:U0jDOQh+o
肩をこつこつとぶつけてくる謎の攻撃を繰り返すイヴ。
ころころ、と横になったまま転がるコイツは唐突に回転をやめ、俺の方を向いて止まる。

「んっと、その……クリスマスも終わったので」
「……終わったな」

ふすーと一つ鼻息を吐くサンタが一人。
なぜかテンションがやたらと高い。

「こう、私のお役目も一段落、といいますか!」
「ほう」

勢いづいた一言に少しだけ気圧されそうになる。

「準備とか色々で、ここ最近寂しい想いをさせてしまったなぁ、と負い目を感じている次第でして」

なぜかこいつはアンニュイな表情を俺に向けてくる。
誰が寂しい想いをしていているのか。

「あなたが一人きりの夜に枕を涙で濡らしていると考えると私も……んへへ、しょうがないなぁ、みたいな」

――俺かよ。
生憎、そんな繊細な精神性をしているつもりもないのだが。

「……やっぱり、たまには私がかまってあげないとだめですねぇ。みたいな」

へにゃっとだらしない笑みを浮かべるイブ。

「……犬のしつけって上下関係をきちんと教え込むのが大事らしいな」
「なんで今その話したんですか!?ねぇ、なんで今その話したんですか!?」

俺はそっぽを向いて、つまみのプロセスチーズを一口齧った。


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