過去ログ - モバP「サンタさんといちゃこらいちゃこら」
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14:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 22:04:14.55 ID:U0jDOQh+o
「……」
「……」

イヴの瞳は潤んでいた。
しかも、なぜか頬は上気して桜色をしているし、鼻息も若干洗い。

「……な、なに?」
「……」

イヴは答えない。
……マジでなんだコイツ。

そして、それは突然起きた。

イヴから伸ばされた掌が俺の頭を引っ掴む。
勢いのままに、俺の頭はイヴの胸元に引き寄せられる。
柔らかな、沈み込むような感触が耳元までを包む。

「かわいいっ!」

……は?
想定外の自体に俺の脳みそが回転を止める。

「っかわいいっ!私のあなたかわいいっ!とっても、すごく、かわいいですぅ。んふっ、んふふぅ。えへ、んふっ、えへへへぇ……」

果てしなく言わんでいいことを言ってしまった気がする。
……叶うことなら全部忘れてしまいたい。



 ◇



イヴはひとしきりへんてこな笑い声を披露して転げ回り、そのうち動き疲れたのか、それとも満足したのか、すやすやと寝息を立て始めた。
……俺の頭を抱えたまま。
寝顔だけはこれ以上ないとばかりに、幸せそうだ。

…………もうやだ、こいつ。


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