13:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 00:36:06.84 ID:hibRc8f00
その夢物語な錬丹術を現実的に生産しようと派生したのが外丹術という思想だ。
それは、不老不死を可能とする秘薬の生産。その錬丹術では賢者の石と異名がある、辰砂という禍々しい地獄の猛火をその身に押さえ込んだ様な紅色をもつ鉱物使用した。
14:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 00:38:09.88 ID:hibRc8f00
この様に手間がかかり尚且つ鉱物から採れる水銀という液体は神聖なものであったに違いない。
面白いことに中国に限らず西洋でもエリクサーを製造するにあたり賢者の石、辰砂を触媒にしたという話もある。
15:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 00:39:43.09 ID:hibRc8f00
どうして受け入れるのを拒み続けるのか。有りのままを拒むのか。それは、誰一人として死の先に待つ何かを知らないからだ。
哲学の最初の一歩。人間死んだらどうなるか。
16:名無しNIPPER[sage saga ]
2017/01/10(火) 00:46:37.19 ID:hibRc8f00
声優さんのあの番組見てたら遅なりました。ほうちゅうさんがいなかったのは、えっ!ってなりました。仕方ないですけど。
17:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 14:19:44.92 ID:MbCTIIFL0
目の前に座る那珂は先程とはうって変わり静かに私が差し出したお茶を啜り極楽気分でいるようだ。一通り飲み終わり落ち着いたところで那珂は話し始めた。
那珂「それで、大佐さんは一体何のお話を私としたいんですか?まさか....アイドルの裏話とかですか!?そ、れ、は、秘密ですよぉ?いくら大佐さんでもそういった事は...」
18:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 14:21:57.43 ID:MbCTIIFL0
那珂「え〜。なら那珂ちゃんに聞きたい事は、一体何ですか?」
私がこの艦娘に聞きたい事は二つ。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 14:23:36.91 ID:MbCTIIFL0
毎回報道番組にいるうんざりしてやまない記者の真似事を私はしなければならない。
厚顔無恥、恥を知れと心で罵った彼らは職業として厚かましくできる。だが私は探究心から顔を出した突発的な知識欲に苛まれて、那珂に取材をするのだ。
20:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 14:26:10.86 ID:MbCTIIFL0
那珂に教えを請うたのは、捨て艦として出撃したらもう二度と会うことがないと解っているからだ。
この先を生き抜く艦娘に聴けなかったのは陰口を言われるのではないかと臆病風が吹いたせいだ。そんな抑えつけた疑問の捌け口に私は、敢えて先の無い那珂を選択したのだ。
21:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 14:27:09.75 ID:MbCTIIFL0
私はぐるぐると脳内を輪廻する言葉を繋ぎ合わせ、こう言った。
大佐「那珂は、死んだら、どうなると思う?」
22:名無しNIPPER[saga ]
2017/01/10(火) 14:28:18.91 ID:MbCTIIFL0
那珂は私に向き直すとか細い笑顔をした。それは期待に応えられず笑うしかない、そんな風に思えた。
大佐「....知らないのか?」
23:名無しNIPPER[saga]
2017/01/10(火) 14:29:35.43 ID:MbCTIIFL0
敢えて言葉を濁して質問したのが仇となり私に帰ってきたのだ。見透かしているのか、那珂は。私の真意を。
しかしそれは間違えだと那珂の瞳が教えてくれた。純な瞳の奥には罪人を嘲笑うかの様な天使は存在していなく本当に私の質問の意図を理解できなかったため質問を返したようだ。
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