152: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:02:30.47 ID:OnpW/7Ud0
「もっと飲む?」
また、小さく頷く。朝潮はコップに注ぎ、霞は一気に飲む。
コップを朝潮に渡し、霞は再び布団に横になった。
153: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:03:14.22 ID:OnpW/7Ud0
「最良ではないにしても、上手く回っているって、司令官が言っていたわ。
司令官は、優秀な人。それは、霞もよく知っているでしょう」
「・・・・・・」
154: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:04:07.95 ID:OnpW/7Ud0
***
朝、いつもより少し早い時刻に、朝潮は起き上がる。
知らないうちに、寝ていた。そして自分が、霞の布団で寝ているのを知る。
155: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:06:53.31 ID:OnpW/7Ud0
「おはよう、朝潮。霞はどうだ?」
「まだ寝ていますが、顔色は昨日よりもかなり良くなっています」
「それは良かった。だが、まだまだ動けないだろうな」
156: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:07:49.32 ID:OnpW/7Ud0
「そうか、そんなことが・・・まあ、今日も任務は入れていない。日課に出るかは、朝潮が決めてくれ」
「はい、ありがとうございます」
提督は出て行く。そして、霞はまだ起きない。
157: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:08:21.72 ID:OnpW/7Ud0
「霞は大丈夫なの?」
満潮が心配そうに尋ねた。
「しばらく安静にするけど、順調に回復しているわ」
158: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:09:11.13 ID:OnpW/7Ud0
「そういえば、霞ちゃんのごはんは?」
「あっ、そう言えば、ずっと食べていないわ。昨日はずっと寝ていたし・・・
消化に良い物が良いって、お医者さんから聞いたけど」
159: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:09:46.76 ID:OnpW/7Ud0
「先に出るわ」
姉妹に見送られて、朝潮は食堂を小走りで出る。
そして、個室に戻った。霞は起きていた。
160: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:10:29.43 ID:OnpW/7Ud0
「・・・ごはん、食べてたの?」
「そうよ。あっ、霞は、お腹空いてる?」
「・・・うん」
161: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 00:11:10.38 ID:OnpW/7Ud0
>>160 またまた変なミス
ピピピピ。体温計が鳴る。38.8度。昨日よりはマシだが、まだまだ高い。
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