318: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:29:25.81 ID:AHr53rOv0
艦娘がまだ少なかった頃。青葉は主力艦として多くの戦闘任務に携わっていた。
そして、秘書艦として、提督と共に作戦を立てることもあった。
しかし艦娘が増えていくに従い、青葉の出番はなくなった。
319: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:30:23.59 ID:AHr53rOv0
心機一転、非番を活かして、鎮守府の新聞を作ろうと思った。そして、提督に許可を得ようと思った。
艦娘が楽しく読める記事を、艦娘が執筆する、気楽な新聞。うわさ話に代わる情報の源。
320: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:33:16.19 ID:AHr53rOv0
「それで今はこうやって情報集めて、何の役にも立たないメモを増やしては、捨てているんです・・・
明石さん経由で、パソコンも買いました、使いこなせるようになりました。
後は、提督が許可を出してくれて、たまに、執務室でプリンターを貸してもらえれば、それで完成だったんです。
でも、ダメでした・・・皆さんの士気に関わる・・・そうですよね・・・」
321: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:34:16.57 ID:AHr53rOv0
「ありがとうございます、山雲さん。話して、すっきりしました」
「いえ〜・・・」
322: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:34:53.56 ID:AHr53rOv0
青葉は部屋を出て行った。何もない部屋に、山雲だけが、取り残された。
山雲に、青葉の言うことは、すぐにはよく分からなかった。鎮守府の内情についての知識が足りなかった。
323: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:35:27.96 ID:AHr53rOv0
ふらふらと適当に歩き回っていると、徐々に艦娘の声が聞こえてくる。普段の場所に、戻ってきた。
ドアが空き、艦娘が中から、本を持って出てくる。山雲はドアの上の看板を見る。鎮守府付属図書館。
324: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:36:06.70 ID:AHr53rOv0
図書館には、当たり前だが学習用の本が多い。しかし一部、小説などの娯楽系の本が置かれており、
そこは、他の本棚よりも空きが目立っている。
325: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:36:50.49 ID:AHr53rOv0
「ただいま〜!」
姉妹が笑顔で、山雲をおかえりと迎える。
326:名無しNIPPER[sage]
2017/02/18(土) 19:37:44.18 ID:1euJ5B/iO
期待
327: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 19:37:52.95 ID:AHr53rOv0
いつも通りの時間が流れていた。遠征組が帰ってきたり、読書に飽きてトレーニングをしたりと。
山雲は周りの変化に全く気付かず、本に夢中になっていた。
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