13:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 23:24:17.30 ID:A6ibG+pUo
小梅は続けた。
自分は白坂小梅だが、アイドルをしていたのは自分ではない、と。
正確には、自分だけではない、と。
「“あの子”と、時々入れ替わってた……」
「“あの子”はアイドルが好きだったから、よくアイドルになってた……」
「でも……」
デビューの少し後に、小梅は旅行先のお土産として魔除けをもらった。
ただの民族意匠のお土産、つまらないアクセサリーのはずだった。
それは偶然か、魔除けは本当に力を帯びていた。
「あれがある限り、入れ替わりは出来ない。“あの子”は私の中には入れなくなる」
その逆もしかり。小梅が身体を取り返すことも出来なくなるのだと。
入れ替わることが出来るのは寝ているときだけ。
つまり、寝ている間は魔除けを枕元に置いておけばいい。
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