22: ◆.UigIU7V92[sage saga]
2017/01/10(火) 01:14:25.94 ID:K30hP4sdO
美嘉「――薫ちゃん、仁奈ちゃん」
美嘉「今度、莉嘉に会ったら、伝えてくれるかな」
23: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:15:50.32 ID:K30hP4sdO
薫「美嘉ちゃん、かおるたちの言葉ですっごい喜んでくれたよね!」
24: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:17:40.03 ID:K30hP4sdO
鷺沢文香「おや、薫ちゃんと仁奈ちゃん」
文香「おはようございます」
25: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:19:03.92 ID:K30hP4sdO
文香「以心伝心――親しい者同士なら、言葉を介さずともその心が伝わるとも言いますが……」
文香「でも、改めて言葉に出して、自らの気持ち、想いを相手へ届けることも、人と人との関わり合いの上では大切なこと、ですね」
26: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:21:36.68 ID:K30hP4sdO
薫「そうだ文香ちゃん!」
薫「かおるたち、誰かを褒める時に、もっとすっごく、ちゃんと気持ちが伝わるようにしたいんだけど……」
27: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:24:26.94 ID:K30hP4sdO
文香「そうですね……。例えば、誰かや何かを評価する時、その印象や意味の強さを高める方法として、比喩表現を用いる、というのがあります」
薫「ひゆひょーげん?」
28: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:25:56.95 ID:K30hP4sdO
文香「例えば今持っているこの本を評する時に――そのまま『この本は面白い』と言うより、『他の本がつまらなく感じるほど、この本は面白い』と言ったほうが受け手が感じる『面白い』という印象は強くなります」
文香「あえて『つまらない』という否定的なフレーズを頭に入れることで、あとの『面白い』が強調されるんです」
29: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:27:20.19 ID:K30hP4sdO
薫「そっかそっか! 『ひゆひょーげん』と『こーてーさ』ね!」
仁奈「さすが文香おねーさん! はくしきでごぜーます!」
30: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:28:14.40 ID:K30hP4sdO
文香「え、え……? あ、あの――」
薫「うんうん! こんなに物知りだなんて、文香ちゃんは非処女の鑑だよ!」
31: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:29:22.96 ID:K30hP4sdO
仁奈(えーと、えーと……。具体的な例え……具体的な例え……)
仁奈(仁奈の好きな動物で例えると――)
32: ◆.UigIU7V92[saga]
2017/01/10(火) 01:32:22.55 ID:K30hP4sdO
文香「あああ、あの……!///」
文香「い、いえ、確かに私も少なくない書籍を読んできた中でそういう事柄についていくらかは目にしてきたこともありますし――」ワタワタ
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