過去ログ - ぐだ男「あの三人には気をつけろ」 ぐだ子「え?」
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129:名無しNIPPER[saga]
2017/01/15(日) 00:37:24.05 ID:iwQjA/Uu0
「振り返ると、彼女が/誰かが/貴女が立っていました」

「……見覚えはあります」

「けれども、それが誰だったか」

「どうしても、思い出せない」

「まるで、頭の中に霧が、霧が差し込んだかのように」


  『おかあさん』


「声がする、彼女の/誰かの/貴女の声が」

「私を母だと呼ぶ声がする」

「けれど、顔が、彼女の/誰かの/貴女の顔が、認識できない」

「これはどうしたことでしょう」


 『おかあさん、いこ』


「……そう、です、もしかしたら彼女/誰か/貴女は、私が会いたかった子供なのかもしれません」

「きっとそうです、だってこんなにも請われているのですから」

「頭の中で警鐘がなっています」

「何かが違和感を訴えかけています」

「けれども、私は」


 『いっしょに、お茶会にいこう、おかあさん』


「私は、この声を無視する事が出来ない」

「だって、私の子供である可能性が1%でもあるのであれば」

「それを斬るなんて私にはとても」

「貴女は私の子供じゃないなんて、言い捨てる事は出来ない」

「だから」


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