過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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26:名無しNIPPER
2017/01/10(火) 14:44:19.38 ID:pqQzyHrU0

 茂みの奥から出て来たのは、一人の少女だった。見慣れない服装をし、青黒い艶やかな髪の毛には枝や木の葉がいたるところに引っかかっている。拳を握りしめながら、勝気そうなツリ目に涙を貯めるその少女は、千歌に鋭い視線を向ける。



善子「あなた達が叫ぶから、ポケモンを逃しちゃったじゃないっ!!」


千歌「え、え?」


 叫ぶ、さきほどヤヤコマに襲われた際のこと、だろうか。

 茂みから出て来た少女は指の腹をぴしっと向け、あなたのせいなんだからっ! と強く指摘を始める。

曜「ご、ごめんなさい、そんなつもりじゃなくて……」

善子「ぐす……ヤミカラス、せっかく見つけたのに……」


千歌「ヤミカラスを捕まえたかったの?」


 ヤミカラスは夜になると活動を開始するポケモンだ。千歌は特訓に夢中になって気がつかなかったが、森の中の暗さが増している。日が落ち始めているという証だ。

 少女は今にも泣きそうで、自分達のせいでそんな状況を作ってしまったことに罪悪感が襲う。


曜「えっとヤミカラスってこの辺りじゃ珍しいの?」

善子「え、ええ……この辺りじゃこの森にしかいないみたいで」


千歌「そ、そうだったんだ……ごめんね」



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