306: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/02/19(日) 22:01:31.11 ID:X3wnOaF5O
「…こんな…!」
「…こんなの…アリかよ…!」
衝撃のせいか、脚がまだ言うことを聞かない。
「…んー…直撃は無し、か」
ガテゾーンはそんな散り散りになった彼女達を見ながらデータを記録している。
「急ピッチで仕上げたからなぁ…こりゃまだまだ改良が必要だ」
「…コイツ…マジでアタシらぶっ殺す気みたいだぜ…!」
「当たり前だろ。お前らに任せてRXを倒されたんじゃ、俺らのプライドはズタズタだ」
「…!」
「仮にお前らが死んで計画どうのこうのってなってもな、代わりを探せばいいだけの話だ」
「…人間を…何だと思ってんの…!?」
話を察した未央が、怒りを爆発させる。
だがガテゾーンは振り向くこともなく、即答する。
「お前らが豚だ牛だを食うのと同じさ」
「!」
「…さて、どいつからやろうか…」
そして、お菓子を選ぶ子供のように1人ずつ、舐めるように見ていく。
「…」
「…」
「…」
そして、彼が目をつけたのは。
「…よーし。お前さんだ。渋谷凛」
「!」
「シュバリアン。あいつをやれ」
『了解しました』
「!」
「…!凛!!」
凛に向かって、放たれる二発目。
「凛!!!」
美嘉達が走り、助けようとする。
「…!」
避けられないと、防御の体勢を取る凛。
直撃すれば、どうなってしまうか。
先程着弾したあの隕石が落下したような地面を見れば分かる。
「…!!」
仮面の下で、彼女は死を覚悟し、目を瞑った。
「…」
しかし、その時だった。
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