53: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:30:31.08 ID:gex3pyg2O
「…お、おい!!やめろ!!元に戻せ!!」
両腕をジタバタとさせ、キャタピラを必死に動かす。
しかし地面に深く突き刺さった自分の身体は元に戻ることはなく、ただのオブジェと化してしまっていた。
「…」
『EXCEED CHARGE』
「!?」
見えないが、聴こえる。
コツコツという足音と、熱を帯びた剣を振るう音。
それが意味するものは、処刑。
殺される恐怖を味わわせる立場だった筈の自分が、今それをゆっくりと味わっている。
「ま、待て!!俺にはミサイルが…!」
「そんなとこでやってみなよ。自爆するだけだぜ?」
「…!!?」
地面との距離は、数センチ。
仮にミサイルを発射したとしても、夏樹を狙う前に地面に着弾し爆発する。
その結果ダメージを受けるのは、自分。
残った武器は直線的なものだけ。
為す術は、無い。
「…言ったろ?」
「…!」
いつの間にかすぐ近くまでやってきていることに、その声の大きさで気づく。
「…普段怒らない奴が怒ると、面倒な事になる…ってさ」
「ヒッ…!!」
クライシス帝国、怪魔ロボット軍団の一員、ガンガディン。
RXに破れたものの、もう一度作られ、復活。
その命を再び無駄にした彼が最後に放った言葉は、あまりにも情けない断末魔の叫びであった。
第二話 終
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