過去ログ - 鷺沢文香「燃える彼女がくれるもの」
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11: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/01/12(木) 21:20:45.23 ID:xxHx5Jku0
「しかも、それだけじゃないの」
「え?」
「その後、"動き足りない"ってそのままランニングに行ったんですって」
「……」
"開いた口が塞がらない"という表現を、こんなにも的確に使用できる瞬間が人生において訪れるとは。
「まあ私も実際にその光景を見ていたわけではないけれど……、文香、気をつけなさいね?」
「気をつける……とは」
「だって、茜と一番入社時期が近いのは文香でしょう? これから、一緒にレッスンすることが多くなると思うわ」
「なるほど……」
「向こうのペースに引っ張られすぎないようにね。怪我をしては元も子も……あっ」
「ご忠告、感謝いたします」
まさに翌日、文香と茜のダンスレッスンが重なっている予定表を視界に捉えた奏は、苦笑交じりに部屋を去っていった。
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