過去ログ - 鷺沢文香「燃える彼女がくれるもの」
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31: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/01/12(木) 21:35:29.89 ID:xxHx5Jku0

そこに、いつもの太陽のような笑顔は存在しなかった。

いたのは、俯き、肩を震わせ、悔しそうに言葉を紡ぐ少女だった。

「茜……さん……?」

「私は……バカですけど、文香さんが休んだほうがいいってことくらいわかります……!」

「ですが……」

「わ、私がっ! ……私がどれだけ文香さんのことを見ていたと思うんですか!」

「え……?」


「一目見た時から……!」

「キレイだなって! ずっと憧れて!!」

「あんな風になれるかなって! こんな……こんな私でもなれるかなって!」

「ずっと! ずっと見てきたのに!!」


「なんで……どうしてウソをつくんですか……? 文香さん……」




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