過去ログ - カズマ「どうやら俺はアクアに手を出したらしい。」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/13(金) 18:20:33.99 ID:FIG+NVoX0


ここはどこだろうか。無理やり馬車に乗せられたりしてまるで誘拐だ、けどやけに丁寧に扱われたことも気になる。さらに階段を登らされたことといいどこかの建物に入ったようだ。
素行がよくて、何事も健気にこなしてきた俺を恨むやつなんてそうそういないと思うんだが……。
ふと歩みを止められる。
それと同時に俺の目隠しもはずされた。
目的地についたのか?
ふと顔を上げると正面には見知った顔が
あった。

「えっと……。なんでダクネスの親父さんがいるんですかね。」

見渡すとそこはダスティネス家の屋敷内の廊下だった。

「久しぶりだね、カズマ君。ここまで手荒いことをして悪かったね。」

久しぶりに見る。親父さんの顔はやけにニコニコしていた。

「いや、いいですけど。どうしたんですか?こんなことをしなくても手紙さえくれればここにだったら来ましたけど。」

「どうしても君だけがここに来てほしかったんだ。」

だからってここまでやることはなかっただろう。他の人には誘拐にしかみえなかったぞ。

「で、なんでこんなことまでして俺をここまで連れてきたんですか?よっぽどのことじゃなければあなたはこんなことしないと思うんですが。」

「やはりカズマ君は頭がいいな。でも残念ながらそれは言えない。」

親父さんにしれっと言われる。

「とりあえず今はなにも聞かずに大人しくそこの部屋に入ってくれないか?」

「は?」

おかしい、絶対おかしい。親父さんはここまで強引に人を動かそうとする人ではなかったはずだ。少なくとも俺の知ってる親父さんは冷静な人だった。けど今の親父さんはいろいろと焦っているようだった。まるでどうしても今うまく行かせたいことがあるかのように。

「ちなみに君の仲間にはカズマ君は宿で寝ていると伝えてある。安心してくれていい。」

「安心するってなにをだよ!?俺は絶対この中には入らないぞ!」

「よし!部屋の中に投げ込め!」

「「承知しました!」」

「許してくれカズマ君、これも全て娘のためなんだ。」

その言葉とともにおっさん2人に部屋に投げ入れられた。
「いだッッ!」
「ロック。」
そしてスグにドアが閉められ、紅魔の里で聞いた魔法が聞こえた。



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