過去ログ - 五十鈴華「流されることのない、わたくしの汚穢」
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/01/13(金) 18:48:17.92 ID:uefm+U0co
授業中、おにぎりの効果は十分にあったようで、特に音が鳴ることはありませんでした。
時折、沙織さんから聞こえてくることがありましたが。

「やはり朝練後の食事も摂ったほうがいいのでは?」

「まぁ、そうなんだけど、華みたいにはねぇ」

沙織さんにとって間食は乙女の敵ということでしょうか。
恥ずかしい想いをするぐらいでしたら、食べたほうがいいと思うのですが。

「いやいや、おにぎり3つは無理だってば」

「空腹だと集中力も散漫になるといいますよ」

「満腹だと眠くなっちゃうじゃん? 麻子みたいに授業中ずっと居眠りするわけにもいかないしね」

腹八分目で止めておくという考えもあることを勧めてはみたものの、居眠りをするリスクを考慮して昼食までは何も食べないことを頑として曲げません。
沙織さんの心配も分かりますが、満腹になったら睡魔が襲ってくるものなのでしょうか。
わたくしには分かりません。

「華さんぐらいになればあの量は普通なのかな」

みほさんが控えめな声で問いかけてきました。
わたくしはそれを肯定しつつ、

「運動しているのですから、本当ならおにぎりにおかずも2品ぐらいは欲しいところですわ」

そう言ったら、みほさんと沙織さんは目を丸くしていました。とても愛らしいです。


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