過去ログ - 五十鈴華「流されることのない、わたくしの汚穢」
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25:名無しNIPPER[saga]
2017/01/13(金) 23:11:44.81 ID:uefm+U0co
手を洗い、しばらくして沙織さんたちが保険医さんを連れてきてくれました。
皆さんがわたくしの身を案じている中、みほさんと会長が貧血で倒れてしまったという説明を行い、事態の沈静化を図ります。

「貧血って麻子じゃないんだからぁ。も〜」

と沙織さんは安心したように顔を綻ばせ、

「良かったです、五十鈴殿が無事で」

今にも泣き出しそうな表情の優花里さんがそれに続き、

「貧血の辛さはよくわかる。何かあれば言ってくれ。アドバイスぐらいはできる」

冷泉さんが微かに笑いながら、そう言ってくれました。

ただ流れないことに焦り、個室から出られなくなっただけだとは夢にも思わないでしょう。
この事実はわたくしとみほさんと会長だけのものとなりそうです。

「とりあえず、授業は休んで保健室で寝てたら?」

「それがいいかもね」

沙織さんの提案に乗るしかないとばかりに、会長がこちらを一瞥する。
ここで拒否すれば徒に疑いを生むだけ。

わたくしは反論することも抵抗することもなく保健室へと移動することにしました。

トイレを出ると全チームの皆さんが居ました。
相当大事になっていたようです。
猛省しなければなりませんね。


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