過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「ハジメての約束」咲「みやながけは!?」
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◆Y.lj54HWGU
[sage saga]
2017/01/20(金) 18:24:01.94 ID:60h/2g17o
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……
…
「よーぅ、咲ぃー。
ちょっといいかー?」
「ぅひ。な、なに、京ちゃん」
「お前よくどもるよなー」
それは中学一年生の頃だった。
なんやかんやあって咲と京太郎は出会い、お互いに名前で呼び合うほど親しくなった。
対人コミュニケーションが苦手だった咲がここまで心を開いたのは京太郎の努力のおかげである。
なお、出会いのきっかけは隣の席だっただけである。
「そ、そんなことはいいじゃん。
どうしたの?」
「咲のそのどもりっぷりを改善してやろうと思ってさ!」
「よ、余計なお世話だよっ」
「つーわけで、カラオケ行こうぜ!」
「ぅひ」
「よーし、行くぞー!」
京太郎の突拍子のない提案に対し、うまく返答することができない。
お小遣いが厳しいとかほとんど歌ったことがないとか、言いたいことは色々あったけれどそれを伝えるのが苦手だ。
咲は京太郎のそんな強引なところがちょっと苦手だった。
「咲は何歌うんだ?」
「えっと、歌ったことないから」
「マジで?
女の子は歌上手いイメージあるし、大丈夫でしょ」
この時、京太郎は活発的で『歌うのが恥ずかしい』と言った感情は浮かばない。
まずは自分が何曲か入れて歌い始める。
「わわっ、京ちゃん上手いんだ」
「結構友達と来るからね」
「ううー」
「まったく何も歌を知らないってことはないだろ?
なんでもいいからいれてみなよ。
こー言うのってノリだぜ」
「うー!」
「唸るな唸るな」
そこまで言っても咲は躊躇してしまう。
俯いてしまった咲に対し、京太郎はデンモクを操作しながらじっと待つ。
それ以上は決して詰め寄らず、焦らせない。その辺りの距離感が京太郎だった。
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