過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「ハジメての約束」咲「みやながけは!?」
1- 20
869: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/05/17(水) 18:40:51.35 ID:4/pHwNm8o

 3/10


 例えば、『清澄麻雀部』と『原村和』は有名な存在だ。ーーいろんな意味で。

 それをダシにして声をかけてくるとなれば若干警戒してもおかしくないだろう。


 「へぇ、そうなんですか」

 「……あっ、警戒されてる?」

 「いや、別に……。

  本当に和の友達なのかなーって」

 「おっ、じゃあ和について質問してくれよ。

  大体当てられるくらい仲が良い自信はあるよ」

 「それなら、和の麻雀のスタイルは?」

 「デジタル麻雀、だろ?

  『そんなオカルトありえません』とか、『非科学的です!』って良く言ってるよ」

 「へぇ、それを知ってるってことは麻雀部員だったんだ」


 和のスタイルは変わらないな、なんて苦笑する。

 小学生の頃に言っていた台詞と全く同じ台詞を言っていたのか。


 「それで、何か用?」

 「いや、知らない人多くてさ。

  ちょっとでも縁がある人なら話しやすいかなって」

 「へぇ……?」

 「あと、新子さんって麻雀すごく上手いだろ?

  是非一緒に打ちたいなって」

 「おっ、麻雀やる気勢?」

 「まぁ、そこそこはね」

 「いいわ。それならやりましょ」


 あまり真面目にインカレを目指していないだろうサークルでもこう言う人はいるのか、と感心する。

 それと同時に視線が気になってしまうのはーー流石に自意識過剰かもしれない。

 しかし、男性慣れしようと思っていることは事実。

 この人の雰囲気も悪くないし、ただ麻雀を打つくらいなら付き合ってもいいかな、なんて思った。


 「和たちとやってたなら結構打てるタイプ?」

 「はは……。もーボッコボコだよ」

 「それもそっか。

  清澄は規格外だもんね」

 「当時は完全に初心者でなぁ。

  今は普通くらいには打てるけど」

 「おっ、言ったわね?

  私だってインターハイ経験者よ?」

 「お、お手柔らかに頼むよ」


 いざ麻雀の世界に入ってしまえば、手加減は無用だ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1335.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice