過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「ハジメての約束」咲「みやながけは!?」
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871: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/05/17(水) 18:41:49.50 ID:4/pHwNm8o

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 ……
 …

 それから憧と京太郎は友人としての交流を深めていった。

 京太郎が人懐っこい性格だからか、憧を見かけるたびに声をかけてくるし。

 鬱陶しいほど付きまとってくるタイプでもないから、憧も気軽に接することができた。


 「なに? 須賀って彼女いないの?」

 「できたことないって。募集中」

 「へえー。だって清澄なんて女子しかいなかったんでしょ?

  誰か好きになったりとかなかったの?」

 「女子しかいない中の誰かと付き合える度胸はないよ……」

 「でも、和とか優良物件じゃない。

  男の憧れじゃないの?」

 「憧れには手が届かないもんさ……」

 「なにそれっ。ヘタレ!」

 「う、うるせー!」


 京太郎はちょっと突っ込んだ話をしても乗っかってくれて、憧としても付き合いやすかった。

 最初は『もしかしたら和といい感じになってるのかな?』なんて思ったけれど、そうでもないみたい。

 それどころか、友人として付き合うのはいいけれど女の子を落とすには向いてなさそうだな、なんて思ってしまった。


 「和なんて告白された回数すごいでしょうね」

 「何度も俺伝いで紹介してくれって頼まれたよ。

  和に止めてくれって言われてたから断ってたけどさ」

 「それはそうよ。

  自分の力で話しかけないなんてその時点で論外じゃない」

 「それに、和にも好きな人がいたような気がする。ーー多分?」

 「昔はお嫁さんが夢、なんて言ってたわよ」

 「そーだったのか」

 「須賀は女の子を口説くのが苦手そうね」

 「そーなんだよな。

  仲良くはなれるんだけど、そこから先に行けないって言うか」

 「あっ、それすごくわかる」

 「なんだと!?

  じゃあ今から口説いてやるからな!」

 「ふきゅっ。

  ちょ、ちょっと待ってーー?」


 ……
 …


 なーんて流れから一番最初に繋がったのだ。

 なんと言うか、結構イケメンなはずなのに普段の三枚目な印象が何処となく拭えないイメージを覚えた。



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