過去ログ - 芳乃「最寄り駅はきさらぎ駅でしてー」
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12: ◆6QdCQg5S.DlH[saga sage]
2017/01/16(月) 22:33:31.63 ID:o5UQ3A6K0
朋「綿飴とかたこ焼きとかも売ってるの?」

芳乃「売っておりますー」

朋「あ、ホント?」

芳乃「お金さえあれば買えましてー」

朋「へぇ……いくらで売ってるの?」

芳乃「20円くらいでしてー」

朋「うわっ、めちゃくちゃ安いわね」

茄子「……何か曰くつきの材料を使ってるとかですか?」

芳乃「いえいえ、そういうことではありませぬー」

芳乃「わたくしたちは例外でありますがー。普通ここに来る者は六文しか持っておりませぬー」

芳乃「ゆえに、その範囲で買える値段となっているのでしてー」

朋「なるほど」

茄子「……確か、その六文って三途の川を渡るときに必要なお金ですよね?」

芳乃「おや、よく知っておりましてー」

茄子「一度どこかで見たことがあったので」

朋「へぇ……そんなのあるんだ……」

朋「……あれ、じゃあここでお金をつかっちゃったら……」

芳乃「三途の川は渡れませぬー」

朋「えぇ……」

芳乃「正確には渡し舟に乗せてもらえぬだけでありますゆえー、どうしても渡りたければ泳ぐなどしていただければー」

茄子「三途の川って泳げるんですか?」

芳乃「理論上は可能でしてー」

芳乃「果てしなき川を泳ぎきる体躯を持ってすればー」

茄子「普通は無理なんですね」

芳乃「うむー」

芳乃「ゆえに、ここで六文を無くしてしまったら、永遠にこの境目をさまようかー、働いて稼ぐかしかありませぬー」

朋「お仕事あるの?」

芳乃「主に祭りの出店でしてー」

朋「あぁ、なるほど……」


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