過去ログ - 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「1月のカフェで」
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1:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:21:58.91 ID:nicmFjmH0
――おしゃれなカフェ――

北条加蓮「――そしたら、いつも着てるセーターがこう、がばーって抱きつくみたいに襲い掛かってきてねー」

高森藍子「そ、それからどうなったんですかっ」ドキドキ

加蓮「あ、これ夢だ。絶対夢だ、って気付いたの。気付いたら逆に、放っておいていいかなーって思っちゃって」

加蓮「なすがままにしたらどうなるのかなー、って、逆に興味が湧いちゃった感じかな」

藍子「ふんふん」

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2:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:22:34.45 ID:nicmFjmH0
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第43話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:23:04.10 ID:nicmFjmH0
加蓮「私が1人で寝てる時の話だしさ。こう、周りに影響されてっていうのもない訳だし」

藍子「つまり、加蓮ちゃんが思うままにしか、夢の出来事は発生しない……ってことですよね?」

加蓮「そうそう。いつも着てるセーターが襲い掛かってきて、それからどうなるの? って」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:23:34.36 ID:nicmFjmH0
藍子「焦らさないで言っちゃってくださいっ」

加蓮「……焦らすなって言われるとー?」

藍子「焦らしたくなるのが加蓮ちゃんだって知ってますけど私にはこう言うしかないんですっ」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:24:04.10 ID:nicmFjmH0
加蓮「おしまい」

藍子「おしま――おしまい!? これから始まる加蓮ちゃんの壮大な冒険のお話は!?」

加蓮「いやそんなのないけど」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:24:34.10 ID:nicmFjmH0
加蓮「てか"加蓮ちゃんまで"って他に誰かに言われたの? 誰かに言われないとそんな言い方にならないよね? ねえ誰に? ねえ」ズイ

藍子「へ? ……え、えと? あの、加蓮ちゃん? 顔がちょっと怖いです……よ……?」

加蓮「いいから早く答えろ」ズイ
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:25:04.37 ID:nicmFjmH0
藍子「ええと……夢のお話ですよね。想像させるだけさせておいて、その畳み方はひどいですよ〜」

加蓮「昨日見た夢の話ってだけなんだから、そんなにあれこれ広げることもないでしょ? なんでそこまであれこれ想像しちゃうのかなぁ」

加蓮「そもそもさー、アンタが話の流れてちょっと聞いてきたってだけで、別に私から話しだした訳でもないんだし」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:25:34.13 ID:nicmFjmH0
藍子「……あ、そうだっ。セーターのお話で思い出しました。加蓮ちゃん、私の家にマフラーを忘れていましたよね」ガサゴソ

加蓮「え。……あ、あはは、今その話をする? えーと、」

藍子「だから、はいっ。持ってきておきましたよ」トリダス
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:26:04.08 ID:nicmFjmH0
加蓮「べっつにー。藍子って変なところで素直っていうか空気が読めないねーって思ってなんていないよ」

藍子「えぇ!?」

加蓮「ありがと。ちぇー」ブスー
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:26:34.11 ID:nicmFjmH0
加蓮「そっちは鋭いのにそっちは鈍いんだね。変なの。……何か食べない? お腹すいちゃった」

藍子「私も、お腹がすいちゃいました。何か食べましょうか」

加蓮「はいクイズ。加蓮ちゃんは何が食べたい気持ちでしょー?」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:27:04.15 ID:nicmFjmH0
藍子「それより加蓮ちゃんっ。さっきのこと教えてくださいよ。なんでさっき怒っちゃったんですか?」

加蓮「……わざわざ掘り返すの?」

藍子「だって気になりますし。怒ったっていうより、拗ねちゃったような……。私が何かしちゃったなら、ちゃんと謝りたいです」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:27:34.08 ID:nicmFjmH0
藍子「お返しなんて……気を遣ってもらわなくても。……あ、店員さんっ。ありがとうございます」

加蓮「ありがとねー。ま、その辺はほら、放っとくと色々とめんどくさいからね? お母さんも私の顔を見るなりいっつもいっつも同じこと言ってばっかりで……」

加蓮「だからほら、私の為だと思って、思いっきりもてなされてっ」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:28:04.22 ID:nicmFjmH0
藍子「加蓮ちゃんを私の家に拉致……ら、拉致? するのがダメなら、私が加蓮ちゃんの家に行くのはオッケーですか?」

加蓮「ぜんぜんオッケーじゃないです」

藍子「さっき、私の為だと思ってもてなされて、って言ったのに?」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:28:34.05 ID:nicmFjmH0
加蓮「それでお母さんの気も済むと思うし。……まったくもー、お母さんも変なところで頑固っていうか言い出したら聞かないっていうか……」ブツブツ

藍子「加蓮ちゃんとおんなじですね」

加蓮「私? いやいやいや。似てない似てない。私、あんな毎同日じことをしつこく言わないし」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:29:04.06 ID:nicmFjmH0
加蓮「よし、これで送信っと。あ、もしかしてこれ、晩ご飯がやたら豪勢になるかも。今日はこれ以上食べない方がいいかもね」

藍子「そうなんですか?」

加蓮「私も藍子も少食だって知ってるハズなのにね。藍子が来る度に気合を入れるんだから」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:30:04.11 ID:nicmFjmH0
藍子「ご飯はその、いつもよりひかえめで、お願いします」

加蓮「ダイエット?」

藍子「そうじゃなくて……あんまり多いと、食べきれませんから」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:30:34.25 ID:nicmFjmH0
加蓮「ついうるさくなっちゃうのかもね。ほら、やっぱり藍子のことは心配っていうか……心配じゃないなー。何だろ。何かは分かんないけど、つい言いたくなっちゃって」

藍子「きっとそれが、加蓮ちゃんのお母さんが加蓮ちゃんに想っている気持ちなんだと思いますよ」

加蓮「ってことは、藍子は私の娘? えー、やだよこんな面倒くさい娘」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:31:04.16 ID:nicmFjmH0
□ ■ □ ■ □


藍子「ごくごく……ふうっ。コーヒー、美味し……♪」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:31:34.43 ID:nicmFjmH0
藍子「1月や2月って、なんだかせわしなくなっちゃいますよね。そのせいかな?」

加蓮「言う言う。なんだっけ、2月が去って3月が来て……あれ? えーと、1月が行って、2月が去って……?」

藍子「加蓮ちゃん。1月が行って、2月が逃げて、3月が去るらしいですよ」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:32:04.18 ID:nicmFjmH0
加蓮「トーク番組のネタにでも……うーん、もう遅いか」

藍子「来年、また使っちゃいましょう」

加蓮「来年まで覚えておかなきゃね」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 18:32:34.22 ID:nicmFjmH0
藍子「でも、言われてみたら……学校も、3学期ってあっという間に終わっちゃいますよね。3ヶ月もあるハズなのに」

加蓮「なんか気がついたら2月になってて、急に3月になったりするよね。だから外の人たちが忙しなく見えたのかな……」

藍子「1日1日を大切にしていきましょうね、加蓮ちゃん」
以下略



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